スラックスのタックとは?
- 2022.12.05
- スーツの豆知識

オーダーの際、「スラックスのタックの数はどうしますか?」と言われて、「え??タック???」と思われたことありませんか?
印象を左右するのに、意外と知られていないタックについてご紹介いたします。
タックとは?
タックとは、ウエストより下にある生地を折り込み、ウエスト部分から下に向けて入れたヒダのこと。
スラックスのウエスト部分をちょっとご覧になってください。両サイドにヒダ、入っていませんか?上の写真のように1本入っている場合もあれば、2本入っている場合もあれば、ヒダがない場合もあると思います。
タックが入っていることでお腹周りにゆとりが出て、座り仕事が多い方などは長時間でも窮屈さが改善されたり、タックがないスラックスは身体にフィットするので、見た目にもスッキリしたり。
タックは、機能面とデザイン面での効果があります。
タックの種類
タックが1本入っている場合はワンタック、タックがないものをノータックといいます。
ワンタック
近年、クラシックがトレンドである事もあり、デザイン面から上品さのあるシルエットを楽しめるワンタックを選ばれる方は多いです。機能面では、デスクワークが多かったり、しゃがんだ時に窮屈さを感じる方にオススメ。日常的な動きも動きやすくなります。
体型が変わりやすい方や筋肉質な体型の方には特にオススメです。
ノータック
昔はワンタックがスタンダードでしたが、スリムフィットなスーツが一般的になった今は、ノータックがスタンダードになっています。
すっきりスタイリッシュに見えるので、営業マンなど人前に出られる機会がような方にデザイン面ではオススメです。また、スラックスがもたつくのが嫌いな方にも良いです。
ツータック
タックが2本入ったデザインも選択できますが、かなりゆとりが出て野暮ったく見えてしまうので、少しゆとりが欲しいくらいの方はワンタックをオススメします。
タックのトレンド
クラシックトレンドの影響で、あえてタックを2本入れるツータックにして腰回りがゆったりなデザインをオーダーされる方もいらっしゃいますが、服装に自由度が高い方やOFFでの使用ケースが多いです。
ビジネスシーンでは、まだまだオシャレ度よりも機能面やスッキリ見せる印象管理が重要の傾向。
トレンドも気にしつつ、着られるシーンや用途に合わせて選ばれるのが一番良いと思います。
まとめ
タックには「ノータック」「ワンタック」「ツータック」の3種類があります。
タックの本数が増えるほど、腰回りやヒップにゆとりが生まれます。トレンドも気にしつつ、着心地や動きやすさを重視し、体形に合ったタイプを選んでください。
スーツを着用するシーンに合わせ、こだわりの貴方だけの1着色々お話しながら一緒に作ってみませんか?
我々も精一杯ご希望にお応え出来るよう努力させていただきたいと思っております:)
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